2010/06/26

Von D Ft. Zhakee - Bon (Blasta Remix)

最近単独音源をちょくちょく見かけていたものの、なんとなく今の気分と合致しなかったため(というか'10年に入ってからDubstepあんまり購入してない)スルーしていたVON Dですが、先日出た12インチでは自分の大好きなロシアンダブッステッパーBlastaがREMIXしているじゃないですか!! これは!

Von D Ft. Zhakee - Bon (Blasta Remix)


う〜ん、すごく良いです!
ウォブルながら控えめなベースといかにもなリズム、それでいて適度に明るめかつ軽やかでレイヴ感の薄い上音…ってエラい評論家先生のさも知ってる風なコメントになってしまいましたが、すなわち丸っきり自分の好みなラインです。この微妙に盛り上がりの沸点に到達しないでジワジワ持って行く感じとか、最高!!



と、若干テンションが上がった勢いで、Blastaはなにか出してねえかな〜…とチェックしたんですけど、ここ半年以上リリースがありません。残念です。
新作を! 待ち焦がれているやつが! ここにいるんだ!

ということで、上記VON Dと同じArgonレーベルからリリースしていた、Blastaの12インチ3シリーズのパート3を。
このシリーズ、パート1を買い逃していたのですが、今になって欲しくなってきた…!

Blasta - Black Muscatel

ジャンルの名前って誰がつけるんですか? #2

続きです。
前回の記事では名盤「SKWEEE TOOTH」と、それに収録されている音源を紹介させていただきました。
前回の記事はこちらをご参照ください。
今回は、そこからちょっと進みます。



まずその際に、前回更新で貼った音源ですが、正直最初は全然ピンときませんでした。
だって自分、チップチューンもダンスホールも全然通ってないですもん。

当時好きで熱中していた(今でももちろん大好きですが)音が、Various ProductionやCloudsのよう生音ミックス気味でダビーな要素の薄いダブステップや、BlastaやSilkieのようなピアノやホーンセクションの鳴るアーバンな上音の鳴るもの、もしくはMount Kimbieのようなエレクトロニカ要素の強いもの…だったので、余計にです。

とはいっても、全く範疇外でありながら「興味深い」ものではありました。

そこで突然ですが、自分、ファミコン音源とかゲームのBGMとか、結構好きなんです。
中学生の頃は毎日ゲーセンいたようなヤツなんで(予断ですが当時は格闘ゲーム全盛期でした)。
で、そうのようなゲーム音源というんでしょうか、雑に纏めるとチープなシンセの音なんかに、免疫と愛着が個人的にあったので、ずっと気になってました。



そんな中でリリースされたのが『RANDY BARRACUDA』のアルバムです。




こちらも当時は、興味の範囲を広げるために買った様なものです。
以下に貼る“ゆるブレイクビーツ”な曲のほかに、シンセバッキバキの「skweee like a pig」や、SKWEEE勢で珍しい歌モノ「LOVE AXE / HEAVY METAL」など、今にして思えば良曲揃いの名盤です。

Randy Barracuda: Ketamine Strut


このLPを購入し、再度前述の「SKWEEE TOOTH」を聴きなおして「あれ?」と思い返すのです。

続く…か?

ジャンルの名前って誰がつけるんですか? #1

こんにちは(以下、酔った勢いで書いております)。



いやほんと、表題のことは最近特に思います。
そりゃあ表向きはindieのパーティーの音楽啓蒙ブログで、ひとりメインストリームを全く知らないのに好き勝手に辺境ダンスものや意訳として「xxxxx」みたいなニュアンスの名称つけられる(そういう意味では「グランジ」なんかも同意かな?)音を好んで聴いているんだから、そりゃあますます周りと音楽の話とか噛み合わなくなります。

まあでも最近はそういうのも仕方ないなと思います。
価値観は多用だし、人の数だけ人格があるのと同じです。
俺が好きなものをアナタが好きかというと、ぜんぜんそんなことは無い!

ですがやはり、そういうものを共有できたら、嬉しいです…。



ということでタイトルの件「ジャンルの名前って誰がつけるんすかね?」の話。
なんだよマジで「SKWEEE」って名前付けたの!センスいいなあ、おい…。

はい、そんな強引な流れで、おのれがSKWEEEとかちょっと偏執的な音にハマッたレコード紹介。みんなも買って聴いてハマればいいな!



まずは入門編。
昨年Flying LotusやZomby、個人的に超好きなShortstuffなど、先鋭的ダンスミュージックを展開するヤツらの、最もキレッキレな音源をバンバンリリースしていた「Ramp Recording」から発表された、スウェーデンの「Flogsta Dancehall」や、ノルウェーの「Harmonia」レーベルなどで活躍するアーティストの音源を一同に介した『SKWEEE TOTH』です。



初めて聴いた時はさぱり意味が分からんかったです。
スカンジナビアン・エレクトロ・ファンクって言われてもわからんですよ!

ということで上記コンピに収録の曲を貼ります!

Rigas Den Andre - Distordelle (It's So Easy)



Daniel Savio - Tough Guy Music


いかがでしょうか?
チップチューンとデジタル・ダンスホール、加えてほんのりブロークン・ヒップホップな要素を噛ませたような、奇妙奇天烈なダンスミュージックです。

初めて聴いたときはさっぱり意味不明でした!マジで!



続く

2010/06/05

2010/06/05

6月です。

6月と言えば、ジューンブライドですね。英語表記「JUNE」の由来でもある女性の結婚生活を護る女神ユノに基づいてか、結婚式なんぞが行われたりする時期です。
ユノの庇護を受けられるからのジューンブライドですね。はい。

かく言う自分ことgentaroZも、同僚の結婚式なぞが来週あたりに控えており、それに伴いご祝儀を包みましてですね…。ああ、だから今月レコードを買い控えていたんだな…などと思い返して、あ~あという気持ちです。

ということで買い控えながらも、ちょくちょく新譜をチェックしています。
今日はその中でいくつか気になったものをピックしてみます。



あ、その前に、先日買っておいたDark Dark Darkのep、DLコードが着いていたものをやっとダウンロードしました。僕たちがジャンルとして使うindieと近くありながらもチェンバーミュージック的要素の強いバンド…というより楽団という方がしっくりくる、素敵なサウンドです。



Dark Dark Dark - The Hand (live at Le Poisson Rouge)


ゆっくり食事しながらライブを見てみたいです。



で、新譜です。

最近になってdub stepがスタンダードになりつつある為か、どうもレイヴ感溢れるトラックや、キックの連打みたいな(フロアとかで「ウオーッ」とか、そういう声が聞こえてきそうな)ブレイクの入るものが増えていて、若干手を出しづらかっただったのですが、久々に好みのそれを見つけられました。
一定の温度の低さが気持ちのいいトラック!歌ものというのもポイント高い!

Emika - Double Edge


remixのほうは上記のような派手さが伴い、あんまり好みではなかったです…。
にしてもこのほの暗さ!



それから、Hey-O-hansenがLPをリリースしてますね。
上音で鳴らされるホーンと、昨今幅を利かせているwonkyやskweee的な隙間感など、気になります…。あやしい…。

please - Hey-O-hansen - WE SO HORNY - SERIOUS PLEASURE RIDDIMS


それにしてもこのドラッギーなPVは…。



また同じく、本日、DJ KOZEの新譜がリリースされてましたね…。Rampaレーベルからのリリースということで、流石のエレガントな仕上がりです。美麗…。

こちらはレコード屋のリンクのみで。



最後に余談的なものですが、自分がこういう怪しげなダンスものに傾倒するきっかけになった変態ユニットdoPのトラックが、今更になってYouTubeにアップされていたので、貼ります。
何でも彼ら、突き詰めていくと00年前後にHCFDM(あえて略語のみで…)などで盛り上がった、ドイツのBangalowレーベルなんかにも繋がりがらしいですね(ソースは口伝)。
音楽を深く考えずに、単純に好きな音を聴いてれば/探していればいいや!となったのは、こいつらが今日もポップで変態的だからです。

doP - Panik


doP - horny


好きな物を聴いてるだけで手一杯!ああっ!