2010/12/29

Best Song of 2010 - selected by tsubasa

ツイッター見てたらベストソングを選んでる人がいたので、感化されて考えてみました。
思いついた順で6曲です。

Tunng - Hustle

真っ先に思い浮かんだ曲。今年出たアルバムも良かったし、Bestivalでのライブも良かったし、よく頭の中で流れてた。やさしいフォークソング。ちなみに女性ボーカルはMax Tundraの妹だけど可愛い。

Katy B - Katy on a Mission

一時期聞きまくってた。BengaのダーティーなベースラインにKaty Bの心地よい声が乗るトラック。惜しいのはデジタルリリースのみということ。

Steve Mason - Lost And Found

俺の神Steve Masonから選ばないわけにはいかんだろう、ということで選んだ一曲。今年はSteve Mason観たさにワイト島まで行ってしまった。Beta BandとKing Biscuit Timeの曲もやってくれて嬉しかったな。

Four Tet - Sing

Four Tetも今年よく聴いた。Bob Holroyd - African Drugのリミックス、Soul Jazzから出したNothing To Seeとも迷ったけど、この曲を一番聴いた気がするのでコレで。

Caribou - Sun

化けたなー、という印象の一曲。代官山Unitでのライブも良かった。Four Tetもそうだけど、外向けになった印象。

Earland and the Carnival - Love is a Killing Thing

5曲で纏めようと思ってたけど、この曲も入れたかったので入れた。アイリッシュ?ブリティッシュ?・トラッド・フォークのカヴァーらしいけど原曲は知らない。Earlandの若いけど渋い声が素敵。こちらもライブも良かった。

今年はフォークっぽいのとダブステップっぽいのばっかり聴いてた気がする。
来年はとりあえずStatelessの新譜がとても楽しみ、ってことで最後にStatelessの新曲を貼っておくよ。
あ、これも2010のベスト曲に入るな、デジタルリリースだけだけど。
Stateless - Ariel

2010/12/28

Donky stomp & Space Traitor

少し前に購入した、Donky Pitchという新興レーベルからリリースされたスプリットに収録されているSlugabedの曲が1ヶ月遅れくらいで自分の中で流行っています。

Slugabed - Donky stomp



「明滅」「脱臼」「パープル」など、そのサウンドを独特な形容を(それらは全て普段お世話になっているレコード屋の受け売りですが…)持って受け入れられている、恐るべきクリエイター(噂では10代とか!)Slugabed。
ポスト・ダブ・ステップの新興ビートを繋ぐ、重要なクリエイターだと個人的に解釈しています。
既に発表されている音源と同様に、こちらの曲も独特の太さや不安定なビートが非常に癖になります。暴力的にウォブルなベースも魅力的です。



ところでSlugabedといえば、先日のPostで取り上げたStarkey“Stars”のRemixが今も鮮やかに脳に刻まれていることかと思いますが、そのStarkeyの先日リリースされた12インチがまた、珠玉の名盤ではないかと…!



「Space Traitor」と銘打たれやこの12インチ、SFムービーやそれらに疎いながらも、その名が言うようにどこかSFチックな香りのする一枚です。


Starkey- Holodeck




この12インチ、目玉はやはり「Stars」に匹敵する、こちらのトラックでしょうか…

Starkey - Paradise ft. Anneka




そしてさらにこの12インチ、周辺をチェックしているとちらほらと見覚えのあるトラックメイカーのRemixが多数収められたCDがついているという豪華な一枚…。

そのなかでも特に、Planet Muから12インチをリリースしたSSW(あのレーベルからのリリースなのにシンガーソングライターとは!)、Rudi ZygadloのRemixがとても素晴らしいです。
ギターやピアノの音色に代表されるメランコリックな雰囲気が、穏やかで馴染みやすいながらも、本来の楽曲からの良い意味でのイメージの乖離具合がまた…堪らないです。

個人的にはこれもヴァイナルに入れて欲しかった…。

Starkey - Paradise (Rudi Zygadlo Remix)

2010/12/22

impact tracks 2010

2010年もあと僅かで終わりますね。
年齢を重ねるごとに、その一年の過ぎ行くスピードに驚かされます。

さて、この時期になりますと、今年のベストレコードをピックアップされる媒体も多く見受けられるので、それに倣って、真似をして、自分も本年印象に残ったレコードをピックアップしてみました。



左上から ARTIST - Title(Label Fomat)です。

01.STARKEY - Stars(Planet Mu 12")
02.DAVE AJU & THE SOL PERCUSSION ENSEMBLE - Two Tone e.p(Circus Company12")
03.SBTRKT & SAMPHA - Brake Off(RAMP 12")
04.POBORSK - Do The Centipede(DISQUES MAZOUT 7")
05.BECOMING REAL - Tracy Chapman(LO FI FUNK 7")
06.MARI PERSEN - Sweetheart(MUSIC FOR 7")
07.SENSI SIMON WITH THE GOLDEN SINGLES BAND - Step Left(GOLDEN SINGLES 7")
08.DALINDEO - New Creation(RICKY TICK 7")
09.ELLE P. & IFTAHX - SICK LIAR(SOUVENIR 12")
10.CORY BLAINE - Hot Plate(MIXPAK 12")




シングルをよくチェックしていたレーベルや、名前だけで購入に踏み切るようなアーティスト/トラックメイカー/レーベルの音源(IkonikaやShortstuff、もしくはPlanet Muレーベルや、dOPやDJ KOZE、Oliver koletzkiなど)が意外と入っていないのは、好きなレコードが'09年リリースだったり、インパクト重視のチョイスだったり、一枚を選びきれなかった故なのです。

というとベストではない気がしてきました…

それはさておき、幾つか順不同で、今まで紹介していなかった(気がする)音源を貼っていきます。



05.BECOMING REAL - Tracy Chapman


RAMPレーベルからの12インチよりも、こちらの方が印象深いBecoming Real。
7インチはスペイン発のSKWEEEレーベルと謳われているそれからのリリースですが、これらの台頭からいよいよBroken Beat的な音の隆盛が来たのでは…と、思っています。
Planet Muの12"やRAMPからのスプリットの時は全然話題にならなかったESKMOとか(以前からチェックしていたつもりなのに、LPリリース時の際の流行りに全然乗れなくて悔しかった…)!!!



07.SENSI SIMON WITH THE GOLDEN SINGLES BAND - Step Left
http://www.jamendo.com/en/track/591818
(リンク先よりご試聴ください)



ジャケットの少ない色数と、クラシカルなチープさに惹かれたのは覚えています。
管楽器+泣きのメロディー+スウィンギンとなったら、嫌いなはずがないのです…。
それがたまたま「スカっぽい音」だっただけの話です…。
なかなかDJの際にかける機会はないのですが、実は意外といつも、レコードバッグに収まっています。



09.ELLE P. & IFTAHX - SICK LIAR


ビデオは恐らくアンオフィシャルなのですが…気持ち悪い!

ヒステリックな女性ボーカルに、僅かながらエレクトロの香りのするトラックですが、あの時期に隆盛していた雑でマッチョな音は控えめの、若干むせかえすほどのエレガントなトラックです。

春先の「LEF!!! vs Primitive Painter」の時に「これはかけなさそうだなあ…」と思ってレコードバッグから抜いて当日望んだ際に、PPサイドの中核である中村義響氏がしれっとスピンしていて「あ!ずるい!!」と思ったのは印象深く残っています(思い返すとずるくも何ともないのですけど…)。



最後に、これはやっぱりSlugabedのRemixも含め、2010年ベストだと思っているこの曲を。以前に前述のRemixは貼ったので、オリジナルVer.を

01.STARKEY - Stars


ラガ方面とエレクトロニカに彷徨っていた(個人的な)ポスト・ダブステップへの関心と、歌もの好きの心をもガッチリ鷲掴む、本年度一番聴いた正しくキラー・トラックだと思うのです。
それでまた、先日にリリースされた12"も素晴らしい出来で…!

次回の更新では、そのSTARKEYの新しい12"について書こうと思っています。





ということは決して「本年度総括」という内容ではありませんね…。

2010/12/20

2010.12.20 PICKS

年末です。年の瀬です。例年に倣っての想像通り、忙殺されています。
恐らく皆様におかれましても、そのような具合の日々ではないでしょうか?
お疲れ様でございます。



さて、先月末から手元に出来なかった幾つかのレコードを、やっと引き上げることができました!
して、その先日に購入したレコードの中にあった「TOBROCK」というアーティストの楽曲が最近のお気に入りです。

TOBROCK Forrest Bump by MPMCGN

購入したレコード屋のキャプションを見ても、ドイツのトラックメイカーであるということしか情報は得られませんでした。
サウンドとしてはSlugabedやESKMO、Hudson MohawkやFlying Lotusなどに近しいBroken Beats/Wonkyというのでしょうか…。
それらの中でもちらほらと鳴り聴こえる、どこかチャーミングなサウンドに不思議な親しみやすさを感じます。
Broken Beats/Wonkyって、イメージ的にはどこか凶暴ですものね…。

7インチというフォーマットもナイスなチョイス…!





そうしてじっくり聴いていて思い出したのが、春先にフレンチSKWEEEとして紹介されてた「Poborsk」というアーティストの7"。
以下では自身がリリースした7"をショートMIXした音源が試聴できます。

Mazout #2 Poborsk "Do The Centipede" - Teaser by wankers united

極地的に流行っている(と、個人的に思っている)SKWEEEネタでも屈指のキャッチーさを誇る7"だと思います。



…この7"を買ってすぐに、無くした思い込んで慌てて海外に注文したら、あっさりと持っていた盤が見つかって、結果2枚持ちしているのですが、どなたか気に入られた方にお譲りしたいと思って早半年…もうこのままずっと持っていようかとも思います…。

2010/12/08

The Go! Team × Best Coast



先日、The Go! Teamが来年早々にリリース予定のアルバム"Rolling Blackouts"からのリードトラックの話題はお伝えしたんですが、早くも2曲目の情報が! しかも、Best CoastのBethanyちゃんがゲストボーカルの曲ですよ。曲タイトルは"Buy Nothing Day [ft. Bethany Cosentino]"だそうです。とりあえず聴くといいです。聴くがいいです。

Buy Nothing Day by threeminutesthirtyseconds

はーなんですかねこのキラーっぷり。掛け合わせによる凄まじいまでの相乗効果。どっちのバンドも好きな人にはたまらない出来なんじゃないでしょうか。これはますますアルバムへの期待値もあがるなあ。この曲はアルバムに先駆けてシングルも切られるようなので楽しみです。品切れ必至。激マスト。

2010/12/07

backside CAViTY vol.19



今週の土曜日ですが、高円寺ONEで開催される「裏キャビ」ことbackside CAViTYに出させていただくことになりました。sonocoちゃんありがとう。最近では己の出不精故よそのイベントにお呼ばれすることもあまりなかったので嬉しい! 頑張ります! ということで以下告知文。

高円寺ONEでゆる~く毎月第2土曜日に開催している 裏CAViTY 12/11に開催します!
12月は裏キャビ大忘年会開催します!!みんなで鍋をつつきましょう。
デザインフェスタ等で活躍しているアーティスト、角裕美さんの展示&グッズ販売もありますよ。

★★★★★★★★★★★
backside CAViTY vol.19
《裏キャビ大忘年会》
2010.12.11 sat 17:00-23:00

2,000yen(1D+鍋付き)@高円寺ONE

●resident DJs
sachie
sonoco
Kimura Kozi


●this month DJs
瀬田(CAViTY)
OSG(YOUNG FIDELITY)
TJ(package)
masashi(KING OF YOUTH)

●Goods&Exhibision
角 裕美

★先着15名様にレギュラーDJのセレクトCDプレゼント! そして今月はDJ 夢のクリスマスMIX-CDを先着20名様にプレゼント致します!!


高円寺ONE
www.one-koenji.com
東京都杉並区高円寺南3-48-6第八日東ビルB1
03-3315-0710

お待ちしてます!


とのことです。鍋なども出るようなのでお時間ある方は遊びにきて頂けると嬉しいです。よしなにー。

2010/12/02

miila and the geeks / 6 songs

miila and the geeks」というバンドが日本にいます。

普段、遊びに行く機会のある中で、意図せず、または逆に意図してそのライブを見る機会の多かったこのバンド、「ついに」というか「やっと」というか、その音源がリリースされました。



普段国内のアーティストの音源を聴くことの少ない自分ですが、そのリリースに伴い「どれどれ…」と試聴して、ふたつの事で焦りました。

ひとつは、国内にこれほどの音がパックされた盤がリリースされたこと、もうひとつは、今度レコード屋に行った時にはもう売り切れてるんじゃないか…ということに。

試聴ののち、速攻でオーダーしました…。



詳細については自分が語るに及ばず(後述の皆様のブログでご覧ください)、まずは以下にある、今回リリースの7インチに収録の音源をお聴きください(ポップアップでウィンドウが出ます)。

Myspaceミュージック で、 miila に似ているアーティストをもっと探す



ギター、ドラム、サックスというちょっと変則的な(時にサックスがフルートに、ギターがベースになることもある)編成に、エフェクトの掛かったボーカルを孕んだ、ドライ且つソリッドでクールな音に、ライブを見る度に呆然と立ち尽くすこと数知れず…。

緊張感と混沌に目を見開き、息を呑むライブは、一見の価値大いにありです。



同日に本7インチをリリースしたNiw!レーベルからリリースされたコンピ盤には、millaの単独名義で、The French Impressionistsの「Santa Baby」のカバーが収録されております。

試聴のみですが、こちらで(ちょっとリンクがおかしいのは、どうぞご容赦ください…)




すごい取り合わせだ…とは思いながらも、どこか共通する冷ややかさを、全く別な手法で仕立て上げた良カバーです。
原曲はyoutubeにあるので、そちらを。





miilaについてのことは、彼女も所属する「twee grrrls club」のsumileさんの手記

上記tgcこと、彼女たちの精神的パトロン(だと個人的に思っている)wizzjones氏の吐露

miilaとHNCことYUPPAさんのsunny side project「LOVE AND HATES」にも関わりの深い
YO!HEY!!さんのブログ

同郷横濱を牽引する、millaのその活動にも多大なる影響を及ぼしているであろう
自分も(勝手に)含めた同世代の、横濱顔役とも言えるDJ、WSZ80氏のブログ


などをご覧いただくと、その期待感やリリースへの、自分以上に抱いていた一日千秋な想いは、
とてもよく分かると思います。



最後に、miilaことMoeさんのブログへのリンクを
http://miilamiilamiila.blogspot.com/

リリース直前の想いが綴られております。

2010/12/01

Thank you for coming!!! and 12.30...

ついさっき、下に貼ったPVのレコードを注文しました。

Stig Inge - IIIVI


是非ヘッドホンでお楽しみください…。



こんばんは。
昨日のエントリーをちょっと再編しての投稿です。



幾度の重ねで若干くどくはなってしまいましたが、先日のYF、ありがとうございます。

ゲストとしてお招きしたMethylさんにも、多大に感謝です。
Methylさんの(自分の友人知人に喧伝したくなるほどの)興味深く面白い展開をしていくDJや、
不思議なまでに柔らかく素敵な佇まい…。ほんとに大いに救われました。

本年のYF名義での開催は最後かと思われます。
次回は1月の開催を予定しております(←大事!)。



それにしてもこの一年、自分でも何かをやれば、誰かしらに伝わるものがある…。
ということを改めて実感した先日でした。

改めてというのは、先日とある尊敬すべき先輩に言われたことに起因します。

「人と人とを繋げるのに、何かをするのは大事だ」
先日、その先輩に上のことを言われて、大いにハッとしたのです。
それを思い出した今回のYFで、朧気にながらも感じた次第です…。
来年も色々と邁進できれば…と思っています。

三茶の*****や青山の****で何かやりたいなあ…なんて。



さて、本年のYFのオフィシャルな開催は終わってしまいました…。
が、個人的には他にもDJをする機会があるのです。

その中で最も年末ながら、現状でオフィシャルでの告知が解禁になった
Full Circle」というパーティーのフライヤーをドン!!




詳細は後日!
年末は一緒に酔っ払いましょう!!