2014/04/22

kidkanevilの新作はUKベース・ミュージックと日本のエレクトロニカ・ミュージックが融合した名作の予感

2012年の終わりにDaisuke TanabeとのユニットKidsuke名義でのアルバムを、ベルリンのレコードストアーhhv.deが運営しているProject: Mooncircleからリリースしたkidkanevilが、今度はソロ名義のアルバムを同レーベルからリリース。


昨年の夏に来日した際に本人が「日本のいろんなアーティストとコラボする予定なんだ。」と語っていたが、それが形になったのが本作のようだ。
kidkanevilも所属しているバンドStatelessからChris James、日本に住んでいて先日UKに帰国したsubmerse。さらにCokiyu、Phasma、Cuushe、疋田哲也といった日本人のアーティストがアルバムに参加している。

アルバムのサンプラーを聞くとケロロ軍曹のセリフをサンプラーで使っていたりと、相変わらずの日本大好きっぷりを発揮している様子。
※ちなみに彼のSoundcloudのアカウント画像もケロロ。
アルバムのコンセプトは「地下世界からやってきたゴーストチャイルドの東京での冒険を描いた、架空のアニメのサウンドトラック」とのことだ。


UKベース・ミュージックと日本のエレクトロニカを始めとしたちょっとノスタルジックでふわっとした印象の電子音楽が上手く混ざり合った作品になっていそうな予感がする。
ちなみにフルで公開されているPhasmaとのトラック「Inakunaru」では初音ミクをフューチャー。どんだけ日本好きなんですか、この人は。


このアルバムはLP、カセット、デジタルフォーマットはProject: MoonciecleからのリリースだけどCDのリリースは日本のflauからのリリースで、CDにはボーナストラックを一曲収録している。
リリースはflauからは4/30で、Project: Moonciecleからは5/9の予定。

ちなみにアルバムのアートワークはチバコウタロウが担当してる。

2014/04/18

Record Store Dayで気になっているもの

明日はRecord Store Day。ということで、ツバサくんに習って僕も気になるあれやこれやをいくつか挙げてみようと思います。全部買うかはわかりませんが。


2014/04/10

Record Store Day 2014

4/19はRecord Store Day。
ということで私的に気になるリリースを幾つかピックアップしてみようと思います。

1.Django Django - Porpoise Song 7"
Django DjangoのLate Night Talesに収録されるThe Monkeysのカヴァー曲が収録されたカラーヴァイナル7"。
B面はシャーロックの俳優ベネディクト・カンバーバッチによる、「Flat of Angles」の4部と最終パートの朗読。500枚限定


正直今年のRecord Store Dayはこれさえゲット出来れば後はどうでもいいのだ。ぐらいに思っています。
かといってこれだけで、このポストを終わりにするのもなんなんで続けて気になるモノを上げていきます。

2.Steve Mason – The Greg Wilson & Derek Kaye Remixes 12"
Steve Masonの最新アルバム「Monkey Minds In the Devil's Time」から「Seen It All Before」と「Come to Me」の2曲をGreg Wilson and Derek KayeがRemixした12"
気になっているのだけど日本で入荷してくれるレコード屋が存在しないんじゃないか疑惑が…去年のRSDの時もベータバンドの再発EP全然日本で見かけなかったしね…
とりあえずDisk Unionには確認してみたけど発注をかけてない可能性がある、とのことでした。



ま、別に原曲の方がいいと思うから手に入らなくっても気にしないけどね!

3.Memory Band - Further Navigations 10"
映画音楽的なインストを鳴らすバンドMemory Band。
去年リリースしたアルバム「On The Chalk (Our Navigation Of The Line Of The Downs)」からの曲をBelbury PolyとGrantbyがそれぞれRemix。
さらに新曲を一曲収録している。



4.坂本慎太郎/Mayer Hawthorne - Split 7"
お互いの楽曲を日/英訳してカヴァーしあっている7"。
ファレル・ウィリアムスがプロデュースしてる曲を坂本慎太郎が歌うのってなかなか熱いと思う。





ま、結局Django Djangoの7"さえ買えればそれでいいんですけどね。

2014/04/09

Lily Allen - Air Balloon

Lily Allenが今年2月に発表した曲Air Balloonの日本語字幕付きのPVが公開されてました。
実際歌ってる言葉と字幕を照らし合わせながら聴くのもなかなかおもしろいものです。
ブレイクのにゃーにゃーもしくはなーなー聴こえるコーラスが癖になりそうな曲です。


で、こちらの曲ですが、Lily Allenのオフィシャルサイトでホワイトレーベルの7"が限定リリースされています。
日本からだと送料含めると2000円超えますけど…


B面には去年末にリリースされたHard Out Hereが収録されています。
こちらも日本語字幕付きのPVが公開されていますが、Air Balloonとの曲調の違いに驚かされます。



この2曲も収録されているニューアルバム「Sheezus」は5/5にリリースとのこと。
アナログもリリースされるようです。


2014/04/07

Mr. Scruff - Render Me

Mr. Scruffのニューアルバム「Friendly Bacteria」が5/19にリリース予定。
それに先駆けてアルバムからDenis Jonesがボーカルを務める「Render Me」が公開されています。




音数少なめで綺麗な音でまとめている曲でとてもよい感じです。
Lemon Jellyのような繊細さとDenis Jonesのディープな声が相まって曲に奥行きを与えているように思えます。Denis Jonesにはこの曲の他にも3曲、アルバムで歌っているようなので他の曲も気になるところです。

ちなみにこちらの曲はNinja TuneのオフィシャルショップでMP3かWAVで購入可能となっております。

2014/04/03

Eyes & No Eyes


以前レビューしたSons of Noel and Adrianと同じブライトンのレーベルWillkommen Recordsに所属する4人組Eyes & No Eyes。
セルフタイトルのデビュー・アルバムが3/31にリリースされた。

ブライトンのアートスクールで出会って結成されて、去年はDo Make Say Think, Gravenhurst, Damo Suzuki, Sons of Noel and Adrianといったバンドと共にツアーを回ったという彼ら。
下に貼った曲はMewやEverything Everythingを連想させるような透明感のある歌声と、ちょっと煩わしさを感じさせないノイジー感を持った曲。


アルバムは彼らのbandcampのサイトで購入可能。
アルバムの内容は結構バラエティーに富んでいて、やはり前述したEverthing Everthingに近いものを感じるが、もうちょっとアカデミックな匂いを感じる。
内容はバラエティーに富んでいてもボーカルの伸びやかで特徴的な声でアルバム全体としては纏まっている印象を受ける。収録曲は8曲とアルバムにしては少ないように感じるかもしれないが、6分台や7分台の曲もあるし、変に詰め込みすぎて単調なアルバムになるよりはずっといいと思う。

アートスクール出身ということもあってか、アルバムのアートワークもちょっと凝ってる感じで良い。