Mazoutというレーベルがフランスにあります。
辺境ダンスミュージックとして認知はされつつも、クセのあるビートやシンセサウンドに妙な音のスキマを感じさせる特異性からか、恐らく国内で気にかけてる人が大分少ないであろうSKWEEEというジャンルの音をリリースしているレーベルです。
一昨年くらいに最初のリリースがあってから、大分音沙汰ないなと思っていたら、なんと数枚7インチをリリースしていたようで、国内にもそれらが入荷していました。
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特異とはいいつつも、本場の北欧三国のそれとはちょっと違うポップさがこれらの7インチからはにじみ出ております。
さすがフランスというべきでしょうか。
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その音源もいくつか、レーベルのSoundcloudにアップされております。
Johnny Supergluというアーティストの7インチに収録されているショートVer.のサンプル。
Johnny Superglu - Warm Up Routine 7" preview
上記Previewから一曲フル。
Johnny superglu - Warm Up Routine
こちらはSilex Funkというアーティストの、本家スウェーデンはFlogsta DancehallレコードのLimoniousがREMIXしたトラック。
Silex Funk Limonious Rmx
上記オリジナル。
Silex Funk Original Mix
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一晩中聴くにはちょっと食傷気味にはなりそうですが、奇妙なポップさには惹かれるものがあります。
根幹の部分にはインディペンデントなものを感じつつ、8bit的な音色やスキマは、チャーミングではないでしょうか?
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とはいえ、それでもトリッキーであることには変わらないかと思いますが、これらの音がが決してニッチでアバンギャルドなだけではない曲もあります。
こちらは周辺本場の北欧で、Rigas Den Andreとしていくつかのリリースをしている、このジャンルではトップアーティストれある彼の2009年(限定200枚!)にリリースした別名義(旧名義?)の曲のようです。
Rigas - It's a Shame
SKWEEEがエレクトロ・ファンクのようなものにも通じているんだろうなと思わせる、キャッチーな歌ものです。
この曲はindieサイドで扱われても全く遜色ないのではないかな…?
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